スクラッグスのネックとレスターのピックガードでわかる写真の年代
1941年 スクラッグスはRB-11を手に入れます。このバンジョーで初期のブルーグラスボーイズの録音も行いました。
1946年にRB-11が雨でダメージを受けたのでRB-75を手に入れます。写真はF&S結成後なので1948年かな
1949年 ドンレノと交換したグラナダを手にします。まだ修理前なので、1949-50まで
修理が出来て、カムチューナーがつく前、エバレットリリーがいるので、1952年前半かな
カムチューナー付きました。ベニーマーチンがいるので、1953年
レスターがついに1950年製D-28を手に入れる、最初のピックガードなので、1956年
レスターと言えば、みたいなピックガードに変わった1957年 僕的にはベストショット
参考資料
で、この写真を見つけたので、諸説に物申す!!
1957-58年ごろGW・ガワーがマホガニーネックに交換した、と言うのが定説になってるようですが、この写真のように
まだ、ペグヘッドにはカバーが!!つまり指板だけ交換されたメイプルネックだと思います。ズバリ、ウォルト・ピットマンの仕事と見た。
でこれは1958-1960あたり、2回目のカムチューナーがついている。ピットマンン作のクルーソンタイプ。
スクラッグスは最初2弦用のチューナーの穴をペグヘッドの真ん中に開けました。その後3弦にも付けようと、2弦用の穴を埋めて、3弦用も開けたけど
インレイをボロボロにしたのと、2弦と3弦用の穴がいびつにずれてたので、カバーをつけましたが、そのカバーが斜めになりました。
そして、ピットマン修理後もその穴を利用して2回目のカムチューナーをつけたので、微妙にずれてると思いませんか?
1961年のビバリーヒルビリーズの映像から
この時に多分GW・ガワーの新しいネックがインストールされたんじゃないかと思います。
その根拠として、2弦だけにカムチューナーがついていて、3弦は穴のみ空いてます。
これはハリウッドに撮影に行ってる合間に、ピットマン(ロス在住)にカムチューナーを取り付けてもらってたけど、
撮影に間に合わないので、慌てて出来かけのバンジョーを持って駆けつけた。と言う感じですか?
で、これの時、パールパールパールのシングルジャケットも撮影したようです。
1963年発売のジャケット
1962年12月2日のカーネギーホール
この時のフリント・ヒル・スペシャルのチューナーはピットマン1型です。
のちにバーライルさんがコピーしてクッシュマンが使ってる物です。
↓↓↓↓↓↓これ↓↓↓↓↓
多分1963年、ピットマンカムチューナーがよくわかる。正直レスターのピックガードがよくわからないんですよね!
写真の端に1964の文字が見えますが、まだカムチューナーがついいて、レスターのピックガードが変わってるので、
撮影は1963年と思われます。この時の動画をあげてます。
https://www.youtube.com/watch?v=zio6b1id6jE
さあ、そしてカムチューナーないのにペグ回してる。
そうですアールは1964年キース・チューナーの株主になったんですね!!
ピットマンは捨てられました。
1968年 ネットで見つけられるほぼ最後のF&Sです。
60年代後半にネックが1フレットにインレイのあるタイプに交換されているんですが、まだこの時はありませんね。でもペグヘッドの穴は塞がっています。
レスターのギターはこの時はベガ(ハーモニー)です。
これも1968年の写真ですが、レスターのF&Sで最後のピックガードの形です。
1972年のこのアルバムまで同じピックガードですね。
1971年のキャンプスプリング、ちゃんと1フレットにインレイありました。
最後は動画で確認してください。
https://youtu.be/AJOIqmlI65Y